2018-01-19から1日間の記事一覧

東洋文庫 江南春 青木正児 (1922)

表題作は京都帝大文科出身の著書が大正12年の仙台赴任中に記した中国旅行記である。まず冒頭で杭州の西湖を訪れた時の印象を綴っている。一人でやってきて西洋風の精華旅館に滞在し喧騒の中散策し水と柳を賞でる。京都、奈良とは違う若やいだ和らかさがある…