映画 旅するジーンズと19歳の旅立ち (2008)

   不思議なジーンズで結ばれた仲良し四人組のストーリー。4人は生まれた時からの友達で19歳になり皆米国の大学に進学した。美大に進んだリーナがギリシャの島に里帰りする。祖父の葬儀に参列したリーナだが元彼は別の女性と結婚していた。四人は再会しブリジッドのアパートでお菓子パーティをする。近況を話し合うがちょっとギクシャクする。ブリジッドは父子家庭で大学まで進んだようだ。イェール大学のカルメンは演劇部の裏方だがひょんなことからフェスティバルの公演の主役をもらうことになる。トルコで考古学の発掘キャンプに参加したブリジッドはブロンド美人だ。リーナはデッサンの教室で男の裸体モデルを見てドギマギする。ティビーは韓国系の彼氏とラブラブになりとうとうセックスしたが避妊に失敗したと思い込み悩み出す。リーナはデッサンモデルをやっている黒人の彼氏といい仲になる。とても優秀そうな男だ。この映画はちょっと変だ。登場人物についてマイノリティーの方が優秀な設定になっている。一番の美女はカルメンの演劇部の友達で女優志望で背が高く性格も悪くはない。ゴージャスなルックスでイェール大学。全く申し分がない。だが彼女の扱いを見るとこの映画には何か逆差別のようなものも感じる。ブリジットの先生もマイノリティーの優秀な考古学者だ。母を亡くしているブリジットに親切に接してくれる。ブリジットは父が隠していた祖母の手紙を読み、長く会っていない祖母に会いに行く。祖母は変わり者で孫のブリジットを見ても愛想が悪いが超絶美人だった。年甲斐もなく恋をしていることをほのめかす。突然リーナの元彼がやって来た。結婚取り消しになったことを告げるがリーナはつれなく去る。新しい彼氏に夢中なのだ。赤毛のティビーはカルメンに恋の相談に来るがムカついて帰っていった。レンタルビデオ店のバイトもクビになりそうになる。ブリジットの母が精神病で自殺した経緯が出てくる。カルメンの母が産院で出産する。カルメンはリハーサルで忙しくティビーが代わりに立ち会った。英国王立アカデミーの王子様のような男がカルメンに告白する。ブリジットも父と和解し、ティビーも元彼とよりを戻す。本番ではカルメンも役を好演する。最後にルームメイトにガツンと皮肉を言って去る。リーナは妹の不始末の為ギリシャに戻る。彼女を追って友人たちもギリシャに到着。消えたジーンズの捜索を開始する。というのは言い訳で恋の助太刀が目的だった。リーナの元彼は明日島を発ちロンドン大学に留学するという。満月の夜リーナと元彼は最後のお別れをするが、よりも戻った。それにしてもエーゲ海の眺めはいい。島の陰から海賊が来なければの話だが。


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