映画 エスケープフロムアフガン (2002)

  1985年のアフガニスタンソ連軍が駐留している。パキスタン国境付近のムジャヒディンの基地にソ連軍兵士が捕虜となっている。彼らのインタビューを撮ろうとカメラマンのパーマーと心臓外科医のビクターが潜入する。ムジャヒディンの司令官に賄賂を渡し短時間のインタビューの許可を得る。追い詰められた捕虜たちが順にインタビューに答えるがまともに答える者はわずかで早くも時間切れになる。銃を持って入ってきた兵士とパーマーが交渉している間に捕虜が兵士を倒し中で反乱を起こす。その後は銃撃戦があるがムジャヒディンに包囲され籠城の状態になる。脱出の方法があるとはとても思えないが隠してあった無線機で救援を依頼する。アメリカ人が交渉にやってきて無線を止め降伏すればバスで逃すという。20分の猶予が与えられるが決断できないでいる。やがてソ連軍のヘリがやって来る音が聞こえある者はこれで助かると思ったがソ連軍は事実を隠蔽するため皆殺し作戦を行うようだ。誰かが呪詛の言葉を吐く。それを聞きながらパーマーは銃で自殺するという身も蓋もなく暗い話だった。所々にナレーションが入る。時には教訓風に時には説明風に。流れている音楽はキリスト教音楽風のものだった。