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BS ドキュメンタリー 止まらないEUへの難民流入 (2015)

ドキュメンタリー
    ドーバー海峡の町カレーにジャングルと呼ばれる難民キャンプがある。皆イギリスへの入国を目指している。月に千人が渡っているという。NGOと政府による週一度の食事サービスがある。増え続ける難民の問題についてEUの首脳がブリュッセルで会議を開くが受け入れの割り当てが決まらない。

    難民キャンプはカレー中心部から東へ5kmのところにある。元ごみ捨て場だったが人道上の立場から開放された。ジャングルには携帯の充電場、カフェができている。アフガニスタンからの難民の一人は徒歩とヒッチハイクでここまで来たという。テントに寝泊まりしている。イランからトルコへ抜ける時銃で撃たれて死んだ少年もいるという。
 
   難民キャンプから英仏海峡トンネルの入り口まで歩いて2時間。フランス警察の警備をすり抜けてフェンスを超える。鉄道に載るトラックに忍び込むのである。それを警察が引き戻す。いたちごっこのようである。6月25日のブリュッセルの会議はリトアニアハンガリーの受け入れ反対により決裂した。英仏の内務大臣が現場を視察する。会見では具体策は示されなかった。イギリスの拠出金でフェンスを厳重にし樹木を切り倒す。世界の医療団による医療援助も行なわれている。捻挫と骨折が多い。スーダンからの難民が結構いる。ダルフールではアラブ系政府が村々を襲い虐殺したという。    

   アフガニスタンのザビール・アーメット君は母親の勧めで逃げてきたという。子供の難民が100人は居るらしい。子供難民の家というキリスト教NGOがある。声をかけては施設で面倒を見るという。アパートを改造した定員30名の施設を持つ。食事の他にフランス語の授業がある。館長のジャン・ロジェが語る。難民たちにはトラウマがあるのだという。難民たちにカウンセリングして今後のことを自分で考えさせる。希望を聞くと8割がキャンプに帰りイギリスを目指したいと言う。

    警戒が厳しくなるにつれ深夜の侵入が多くなる。侵入者はごくわずかになった。当局は受け入れ体制が決まるまでの時間稼ぎをしているのだろう。ハンガリーでは国境が封鎖され騒乱となる。フランスに難民申請する人も増えている。フランスの難民対策予算は950億円である。スーダン難民のアダム・オマールは英語が達者である。侵入に又失敗し人権はお金次第だねという。