ドラマ 北の国から (7)

   オープニングが吹雪の映像になっている。純と蛍は昼間は中畑家で見てもらい五郎が夜迎えに来ることになった。その間勉強することになっているが純たちはテレビに夢中になっている。

    毎日の水汲みは五郎がやるようになる。純は家に電話がない事が気になりだす。電話を見るたびに東京の事と母の事を思い出す。ある日中畑家でみんなが留守の時電話をかけようとするが来客にびびって失敗する。やっとのことでかけたが母の声を聞いたら何も言えずに電話を切った。

    中畑家で従業員家族の慰労会が行なわれている。昭和の懐かしい光景だ。純は事務所から母に電話する。純の声を聞いた時の母親の演技が素晴らしい。断然光っている。純と蛍は中畑家でクリスマスの準備をする。また中畑家が留守になる。純は又電話し蛍に代わる。蛍はショックを受けたようだ。その後蛍は学校から母親に電話した。

     中畑家でクリスマスをやろうとすると純と蛍は和夫に家に帰りなさいと言われる。クリスマスはそれぞれの家で祝うものだと言われる。純は不服そうだが和夫は送って行きついでに説教した。純は考えが甘いのだ。イタリアの諺に「復活祭は恋人と、クリスマスは家族と」というのがある。倉本聰は分かっていてこうしたのだろう。