ドラマ 北の国から (8)

    五郎と常務らは1km離れた川からパイプを引き水を家まで送る仕掛けを作る。純と蛍も手伝っている。結局失敗だった。純は年賀状を出しに街に行く。暮れの街には人がいつもより多い。正吉と出くわして家に誘われる。酒を振舞われて面喰らうが薄めた酒だった。明日の大晦日はテレビを見においでと言われる。 

   大晦日の東京。買い物をしている家族連れの利彦を見つめる雪子。利彦と目が合うが編んだセーターを置いて無言で北海道に帰って行った。毎日布部駅で雪子を待つ草太。つららは旭川に出るという。ラーメンを食べながら二人が話している。草太は雪子にもう振られたと言うがつららの心は収まらない。 

   五郎は凍ったパイプを何とか溶かして水道を開通させる。純と蛍は感動して大喜びした。この水でご飯も炊けるしふんだんに洗い物ができる。開通に居合わせた先生が何か料理を作ってくれた。純と蛍は正吉の家で紅白歌合戦を見ていいと言われるがいざ行ってみると母親と戯れる正吉を見て引き返す。
   
   五郎が家で待っていると二人が歩いて帰ってきた。五郎は何か言いかけたが二人に夜景を見に行こうと言う。一年を何とか乗り切った三人。夜景に向かって1980年さようならと叫びまくる。その夜雪子が帰っていた。

  東京では美容室の営業を終えた母がタバコを吸ってため息をついていた。