ドラマ 北の国から (14)

    冒頭の純が見た夢は父さん達が居なくなるものだがベルイマン風演出の凝った作りだった。雪子に起こされて病院にお見舞いに行く。雪子は吉野に会って病院側の意向を聞く。病院も折れてそちら次第という事になる。病室では目を覚ました母と純が会話する。純と過ごした昔の思い出だ。純は実家に帰り物置の自転車を出して磨いている。友達と自転車で遊びに行く。友達の家でスペースシャトルのモデルとエロ本を見せて貰う。貰ったエロ本の隠し場所に困る純。

    病院に戻って母親と話す。話している内に蛍の事を思い出して涙ぐむ。純は明日帰る予定であるが母が引き止めようとした。純の心は揺れている。純は雪子に自分は残ると言うが雪子は好きにしなさいと突き放す。

     自転車が欲しいという純に父親が捨てられていた自転車をレストアして乗れという。しばらく乗っていたが警察が訪ねてきて持ち主に返すように言われる。窃盗だが穏便に済ませる事になると言う。五郎は警官に言い分を言ったが顔色を変えた警官に逮捕されそうになる。この事を思い出し純は北海道に帰ろうと考え直した。

    北海道では蛍と五郎がUFOを見たと言い、正吉とエロ本を見る。その後エロ話をしあう。正吉の提案だが純は星の観察に行くと言って新婚夫婦の寝室の声を盗み聞きに行こうとするが蛍がついて来る。結局三人はUFOを見てしまう。
効果音は冨田勲のシンセの音楽が使われていた。怯えた純は呪文を唱え目をつむっている。三人はUFOのいる森の中から歩いてくる先生を目撃する。何かいけない物を見てしまったかのように思う純。この事は三人だけの秘密にした。