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NHK BS 母と歩いた道〜相田洋 旧満洲引き揚げ録

    相田一家が旧満洲の和龍(吉林省)から内地に引き揚げる。元NHKディレクターの相田洋が10歳の時である。父は水利事業所に勤めていたが招集されフィリピン戦線に送られていた。終戦となってからは母と三人の息子らは駅官舎に入り母がタバコを売り糊口をしのぐ。廃坑跡に移ってからは母は開業医の看護師の職を得て子らを養う。日本人送還計画がマーシャル、張郡(国民党)、周恩来の協議により立てられ昭和21年9月から事業が始まる。延吉から貨物列車に乗せられ吉林に、松花江は船で渡り又貨物列車で葫蘆島に向かいそこで船の順番を待った。そこでは腕時計を売ったりして食料を調達できた。この事業で105万人の日本人が帰還したという。
 
   和龍ではソ連兵による掠奪、朝鮮族によるリンチと人民裁判があったがなんとか無事に帰還できた。父はフィリピン戦線から帰還し一家が揃う。終戦後は夫婦共働きで子らを大学にやり都内に一戸建てを建てて幸せに暮らしたという。
    この時の記憶を現地踏査とイラストレーターによる風景の再現と母の残した句作で構成した大変ユニークなドキュメンタリーだ。