映画 死んでもいいの 百年恋して (2012)

     二郎と孝三と優香は仲の良い友達で孝三と優香は結婚し娘を身ごもるが孝三は交通事故でなくなる。三十年たち娘が婚約者を連れてくるまでに成長した或る日、あるおまじないから優香は死んだ孝三と会う事ができるようになる。逢瀬を重ねて行くうちに優香は衰えて行く。医者である二郎は何とか止めようとするが優香は死んでもいいと言う。この辺の会話はわりとシュールで音楽もメシアンっぽい。尚、逢瀬が成立するように優香は三十年間年をとらない設定になっている。

    二人はあの世で暮らそうと考え逃げ出すが孝三はやっぱり帰れと言い二郎は優香に好きだったと告白する。優香は戻ってきたが年を取った姿に変わっていた。皆んな可笑しくて笑うが二郎は優香にプロポーズする。娘と婚約者、優香と二郎が結婚式をする。最後におまじないをかけた謎の女が現れ自分が天使である事を明かす。

   相思相愛だった二人が片方の突然の死によって分かたれると言うのは神も仏もない=諸法実相に近い出来事だが時によって癒されたかというとそうでは無く天使ガブリエルの法力が必要だったと解釈できるのである。