映画 ハタリ (1962)

   タンガニーカ(現タンザニア)の草原で動物園用の動物を獲ろうとしている男たち。冒頭のサイ狩りの場面では捕獲に失敗し一人が重傷を負う。その夜女性カメラマンがやってきて動物の写真を撮るという。翌日から危険な狩りに同行することになる。実際にヌーが走り、サイも走り今日はキリンが走っている。広い草原だが遠くに山も見える。ジープが走って行くと灌木が現れてサバンナの風景になる。今日はキリンの捕獲に成功した。

     この野獣ファームは世界各地の動物園から注文を受けるとその動物をハンティングする。サイに殺された所長の一人娘のブランディは若いスタッフから狙われているしリーダーのショーン(ジョン・ウェイン)は女性カメラマンに狙われている。恋の鞘当てのようなこともあるが結局告白するかどうかが焦点となる。

   捕獲は主にジープとピックアップで動物を追いかけ縄をかける方法をとる。途中で仔象に遭遇し女性カメラマンが飼い始める。サルの捕獲にはロケットを使って網をかける。ロケットが実験中に暴発するがその時「ハタリ!」と叫んで現地人スタッフが実験小屋から逃げ出すシーンがある。

    ロケット作戦がまんまと成功しサルは捕獲される。危険なサイの捕獲にも成功し仕事は終わり次のシーズンまで解散となる。町で打ち上げになるが女性カメラマンは来なかった。翌日姿を消した女性カメラマンをショーンは仔象を連れて捜しに行く。仔象の活躍でホテルに追いつめ連れ戻した。この時かかっていた音楽が仔象の行進である。