BS ドキュメンタリー ラオス 不発弾の大地 (2007)

    オーストラリア軍で訓練を受けた不発弾処理の技術者がラオスの村に入る。被害の状況を聞き実際の不発弾を見る。これは処理が難しいため後回しにした。ラオスでは不発弾処理訓練センターがありラオス人技術者を養成しているが技術はまだ低いという。
 
   ベトナム戦争ではラオスのほぼ全域が米軍によって爆撃されその量は200万トン以上だという。3割が不発弾となっていてこれにより戦争終結後も12000人が死亡したという。 

    訓練を終えた不発弾処理班がタオーイ郡に入る。村人から事情聴取すると案の定被害に遭った人が多い。ボンビーと呼ばれているクラスター爆弾が大量に投下されている。技術者らは村長の家でもてなしを受ける。翌日訓練キャンプが設営された。ムササビ、リスを獲って食べる。早速実地の作業に入る。大型爆弾を一個爆破した。

    林の中の爆弾を処理する試験が行われる。リーダーの資質を見る試験になっている。元引きこもりだったドゥアンチャイは大人しすぎリーダーに向いてないと判断された。技術者が地元の老人に事情を聴くとB52による被害について語ってくれる。ボンビーの爆破処理を行う。数メートルが爆風に包まれた。信管を外した爆弾は運んでまとめて爆破する。訓練を行っているうちにここにある69個の不発弾の全部の処理は不可能と判明する。度々酒を交えた宴会が開かれる。結局43個の爆弾を処理した。子供たちが不発弾の違法売買に手を染めている映像もあるが再現映像のようだ。

   新たに道路工事の現場で不発弾が見つかる。技術者は周りの状況を見て方法を考える。M904信管と判断し爆弾を移動して処理することにした。トラックに乗せる。もう一つの爆弾は実習生ピーナの試験に当てられる。だがこれには信管が付いていた。火薬で信管を切り離す方法になった。これは上手くいった。 ピーナは良い評価を受ける。

  最後に村のロケット祭りが映像で見られる。手製のロケットが何本も打ち上げられた。