映画 超能力者 未知への旅人 (1994)

    超能力者高塚光のセミドキュメンタリー映画。東急エージェンシーに勤めているサラリーマンの高塚光には手をかざしただけで難病を治す超能力が有るという。すぐ評判になり会社に全国から患者が押しかけて来るようになる。お金も取らず患者を治療する高塚だが土日に家で施療を行うようになって妻の不満が爆発する。

  会社も高塚の処遇に戸惑うが上層部は情報開発部を立ち上げる。クライアントの病気を治すことで恩を売る営業活動だ。だんだん風当たりも強くなる。妻のアドバイスで東京電機大学の町教授の研究室でメカニズムを調べてもらう話に乗る。実験では高塚の気が作用して患者の自律神経と脳波をコントロールしている事が確認でき中国の気功との類似が指摘された。

   高塚は首相の延命の依頼を断り逃げ出したことで精神が不安定になり無料の治療も止める。絶望した患者が自殺するとますます落ち込む。高塚は妻のアドバイスで中国の気功を視察に行く。気功の学会にも出席しある程度自信を深めて帰ってきた。  

   ここからドキュメンタリーになり実際の高塚光と治療を受けた有名人が登場し経験を語る。最後には高塚が画面から気を送るおまけが付いていた。