映画 colors (2006)

    柿本ケンサク監督の長編もの。各所で現われる音楽と映像のセンスには優れたものがある。

      ストーリーは賛否両論がある。まあこれは変わったテイストの独創的な映画と言って良いと思う。

    カラーで区分けされた個室に入っているのは病気の若者や死刑囚、主婦、田舎から出てきた俳優、デザイナー、メガネ美人、女子大生らで気がついたらそうなっていたという設定だ。一見死後の世界に見えるが白い部屋にいる小人の中年男性があなた達は死んではいないと言う。

   この人たちは何らかの問題を抱えているが部屋がシャッフルされて会話をしているうちに何が大切なのかを悟る様になるという設定だ。所々に回想のシーンが実写で出てくる。終わりには何もかもうまく行っている光景が出てくる。

    でも実際は過去は元に戻せないのですでにみんな死んでいるというのが正解だろうと思う。