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BS ドキュメンタリー アニメ貧困史 〜貧しさはどこからやってきたのか〜 (2012)

ドキュメンタリー
      旧石器時代の狩猟採集型生活は効率は良いがいきなり死が訪れることがある。古代文明の時代になると大多数が貧しくごく僅かの富裕層が現れる。中世のカイロには人口25万の人口があり貧しい人も多数いたが喜捨という行為が貧困を補っていた。大航海時代になると新大陸では略奪により原住民の貧困が発生した。原住民は大農園と鉱山で働かされ富はヨーロッパに送られた。アフリカに目をつけたヨーロッパ人はアフリカを征服し土地と資源を奪い取った。
 
    18世紀の中国では皇帝が飢饉対策と治水により人民の生命を守っていた。だが19世紀以降は中国も貧乏になる。産業革命が起こりやがて極貧層は1800年の90%から2011年の15%まで減少する。何度かの戦争が起こりそれによる貧困層が生まれる。救貧院が作られる。ディケンズオリバー・ツイストでは救貧院の少年が描かれる。ヨーロッパではカール・マルクスが現れ、ブラジルでは伝道師アントニオ・コンセレイロが現れる。ロシア革命が起こり、パリ コミューンが現れる。戦後は社会が安定し経済成長が起こった地域では国民の実質所得が増えた。この波はインド、中国、中南米にも波及した。      

     アフリカにおける現代の貧困をもたらしたのはヨーロッパ人の過去の行為でありそれはグローバリゼーションと呼ばれる。インドでは大英帝国が食糧を輸出して飢饉を増大させた。南アフリカでは土地を奪われた黒人は都市の労働者になる。スラムが発生してくる。 
 
    第二次世界大戦後は多くの植民地が独立し先進国による後進国の援助が始まる。緑の革命によりアジアにおける食糧生産が増大し飢饉が起こりにくくなる。グローバリゼーションに背を向けた毛沢東は大躍進という国民運動を行い大失敗する。アフリカのガーナではエンクルマが大統領となり先進国の経済援助を受ける。アコソンボダムが作られアルミニウム精錬を行うが成果は今ひとつだった。やがて計画は破綻する。アフリカでは内戦が頻繁に起こるようになりそれによる飢饉が起こる。    
 
    バングラデシュではグラミン銀行による貧困からの脱出が、ブラジルでは教育の充実からの貧困脱出が試みられる。中国では経済自由化、外資の導入により経済発展に成功する。 

   貧困撲滅に有効な処方箋はどれかというクイズが出る。A 援助、B 共産主義、C国家支出、Dグローバリゼーション。Dと答えたがボリビアでグローバリゼーションへ反対のデモが起こる。豊かな国を目指して経済難民密入国してくる。難民が先進国でようやく職を得るがそこでは富の浪費が行われていた。経済を成長させても貧富の差はかえって激しくなるというのが今の経済政策の仕組みである。この仕組みに巻き込まれて貧乏になったのが今の貴方である。