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BSドキュメンタリー 攻防ー市民vs汚染企業 (2016)

  中国では環境保護法が施行されてから1年経つ。これにより5年以上活動したNGOは企業に対して訴訟を起こせるようになった(環境公益訴訟)。福建省南平市で訴訟が起こされた。ある企業が採石で森林を破壊した案件で森林を元に戻すよう訴えを起こす。結果、被告は2100万円の賠償を支払い森林を元に戻すよう命令が出た。この裁判では控訴審があり控訴は棄却された。

1993年に設立されたNGO自然之友の会議が行われる。中国各地からの情報を元にどの企業に訴訟を起こすか検討する。山東省の化学メーカー金嶺に的を絞りまず視察に行くことにする。汚染によりがんが多発しているという。現地で協力者と共に活動を開始する。煙突の様子を見て住民の話を聞く。飲むのは井戸水では無く蒸留水だという。井戸水を持ち帰って分析することにする。住民は仕返しを恐れているという。川を視察し温度、水質を調べる。だが大気汚染を調べないことには訴訟は不可能と考える。

裁判所に資料集めの相談に行くがいい返事が得られない。続いて行政に当たる環境保護局に出向き資料を見せてもらえたがコピーはさせてもらえずその上金嶺に通報されたのでスタッフは逃げて帰った。自然之友は独自のルートで資料集めに成功し訴状を作成する。裁判所に提出に行くと受理されたが担当者からある提案をされる。行政側が訴訟側に加わるようにしてくれと言われたのだ。しばらくするとマスコミによる金嶺の擁護が始まった。金嶺の社長から面会の申し込みがある。面会後金嶺と裁判所から和解の申し入れがあり自然之友も悩むことになるが結局和解に応じる。

いよいよ和解交渉となる。合意事項は賠償金5000万円、環境保護局が汚染排出物の監視を強化することになった。結局茶番だったようだ。NHKエンタープライズ制作のこのドキュメンタリー自体もプロパガンダくさい。