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NHKスペシャル いのち 瀬戸内寂聴密着 500日 (2015)

  93歳(当時)の瀬戸内寂聴にディレクター中村裕が密着し映像を記録する。彼女は小説を書く傍ら毎日酒を飲み午前0時から焼き肉を食べる。長寿の元が肉であると主張する。ところが2014年になって腰椎圧迫骨折に見舞われる。さらに入院中に胆嚢がんが見つかる。一時はかなり弱ったのだが手術することに決め三ヶ月で退院してきた。その後の活躍はニュースでも取り上げられたし、ピッタンコカンカンでは私は今日にでも死ぬかもしれないからと言い肉料理を食べている。

  老いと病という題の闘病記を書く予定だったが書いてみるとさほど良くなかったので「いのち」というタイトルに変更し長編小説にする事になった。現在執筆中であり完成はかなり先の事になるだろう。あと7年生きると100歳になる。あまり世間の評判が良くない彼女の政治的発言についてディレクターが晩節を汚す事について彼女の考えを質すが気にしていないと言う。今度は問われていないのに自分の長寿の理由について自説を述べる。曰く50歳から性交をしなくなったから。ディレクターはタジタジとなっていた。

   嵯峨野に念願の結庵をして沙羅の木を植えたと言う寂庵の豪奢な佇まい、生活の補助をしてくれる若い女性たち、書斎が二階にあることなどが映像で紹介された。原稿用紙に書く彼女の字は達筆だった。