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東洋文庫 論衡 王充 (1世紀)

  後漢光武帝の時代に生まれた王充の著書。君主、物、雷、孔子、死などの話題について一般に流布している説をあらゆる角度から検討して正してゆくという体裁をとっている。当時落雷は天が龍を捕まえる時の現象であると信じられており人が落雷で死ぬのは人に不衛生な物を食べさせた罰であるとも言われていた。この教訓めいたファンタジーを含む俗説を真面目に論破してゆく。元より電気の存在は誰も知らないのであるから結論はやはり珍妙なものになっている。孔子とその弟子たちの事を批判する問孔篇が有名で一時期禁書になっていたが中共の批孔批林の時代にクローズアップされたという。