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映画 大鹿村騒動記 (2011)

映画

  大鹿村伝統の歌舞伎を題材にしたコメディである。村で料理店を営む善ちゃん(原田芳雄)は景清の口上の稽古に余念がない。そこへ募集広告を見てやってきた女の子のような青年(後にLGBTであると告白)が現れ、駆け落ちした妻が間男と一緒に村に帰ってくる。間男はかつての牧場の共同経営者の治ちゃん(岸辺一徳)である。認知症になった元妻(大楠道代)を返すと言う。

  数日後に公演を控えた村と善ちゃんに降って湧いたような騒動だが眼目はもう一つある。元妻の実父役が三國連太郎でバス運転手が佐藤浩市なのである。とくに絡みは無く淡々と演技しているように見えた。リニア新幹線の話し合いの事で村人が稽古中に揉めるなどの演出もある。

  役者が揃い歌舞伎のパフォーマンスは立派なものだったがストーリーは少々時事ネタを盛り込みすぎで、美しい自然は描かれているが男はつらいよシリーズのような文芸作品的な味わいには欠ける。