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映画 ブロンコ・ビリー (1980)

  移動しながらテントで興行を打つ西部劇の一座のお話である。座長で興行主のブロンコ・ビリー(クリント・イーストウッド)は西部一の早撃ち、といってもベトナム戦争をやっている頃の現代の話だから一般からは時代錯誤とみられている。田舎の少年たちがヒーローとして騒いでくれる程度であり興行成績は赤字である。団員たちも無給で働いており不満が募っている。

  ところがある時興行中に事故がありアシスタントの女性がやめてしまう。そこへ偶々新婚旅行できたリリー(ソンドラ・ロック)がそのつもりは無いのにアシスタントとして雇われる。夫は詐欺師でメキシコ方面に遁走してしまったという事情がある。ブロンドの超絶美人のリリーはしばらく団の一員として働いていたが悪いことが立て続けに起こることから団員たちから厄病神と言われるようになる。テントも燃えてしまった。ビリーとリリーの仲も最初は険悪だったがリリーは男らしくて人望もあるビリーの事を好きになっていったようだ。慰問先の精神病院に滞在中二人は結ばれる。

  だがリリーは夫に殺された妻として報道されておりリリーの素性がばれるとFBIが動き出す。結局これでリリーはニューヨークに戻り、団員とビリーは逮捕を恐れて逃亡する。しばらく潜伏していたが精神病院の患者達が作ったテントで再び興行を打つ。その初日にリリーが駆けつけてハッピーエンドになる。

  寓話のような変な仕掛けはなく普通のヒーロー物だが若干のペーソスと大人の夢が詰まっている作品だ。