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東洋文庫 サーマディーヴァ作 屍鬼二十五話 インド伝奇集(11世紀)

  王に抱えられた屍鬼が王の耳元で語る美男美女の物語である。各話には尤もらしく都市と王の名が出てくるが大嘘の話である。美女は白く光る月のようだと喩えられる。男の方も一目見て恋に落ちるくらいの美男でしかも大金持ちである。こういう話が延々と出てくる。王はスパイを放ったり行者は魔術を使ったりする。いろいろな神が出てきて首を切られて灰になった者も蘇らせる。この本を通読できればインドという国のことが大体理解できるのではないだろうか。