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映画 ロビンとマリアン (1976)

  12世紀の話である。伝説の人物ロビンフッドと仲良しのリトルジョンは獅子王リチャードと共にヨーロッパを転戦し今はフランスで戦っていた。第3回十字軍の帰りである。城を攻めた時矢を受けたリチャードはそれが元で死にロビンたちはイングランドに向かう。この頃の戦いはなかなかのしょぼさである。

  シャーウッドの森に帰還したロビン達は故郷の変化に驚く。新しい王ジョンの圧政でかつての恋人マリアンが代官に逮捕されてしまう。ロビンは城内に潜入しマリアンを救出するが長らく帰ってこないロビンに腹を立てたマリアンは尼僧になっていた。

  これから森で暮らそうと思った矢先、反乱を恐れたジョンはロビンらを殲滅すべく軍を差し向ける。農民を組織して立ち向かおうとするロビンに愛想を尽かしたマリアンは森を去る。せっかく再会したのに又ロビンを心配して待つことが嫌なのである。この映画ではマリアンは現代的な女性として描かれている。

  ロビンと代官の一騎打ちで勝敗を決めようと言うロビンに代官が応じ遂に戦いが始まる。最初有利だったロビンは年のせいかへばってくる。腹を切られ遂にやられるかと思ったその時ロビンは剣をぶっ刺して代官を倒す。馬車を降りてこの戦いを見ていたマリアンはジョンと共にロビンを修道院に運び傷ついたロビンをベッドに寝かせる。ところが手当てをするふりをしてマリアンはロビンに毒を飲ませ自分も飲みあなたはもう助からないと言う。ロビンはたまげるが最後は納得し二人で同じ墓で眠りたいと後をジョンに託した。

  ゆるい、ゆるい、ゆるいと来て最後に理不尽を見せてもらった。リアリズム的発想の歴史劇である。受け身ではなく女性にも主導権をというマリアンの思いが貫かれている。