前略おふくろ様 第24回 (1976)

  分田上(わけたがみ)は経営が思わしくないらしく立ち退き話が出ている。蔵王のロッジ社員の五十嵐(柳生博)が上京してきてサブに面会する。ロッジの食堂で働かないかと言う。サブは母と一緒に働けるのは夢のようだと思う一方色々悩むことがある。

  浅田家の親族会議が開かれる。秀さん(梅宮辰夫)が内通者だと疑われている。とうとう分田上の廃業が決まる。その夜は皆んな飲み屋に集まって物思いに沈んでいる。サブに利夫から電話がかかって来る。喫茶店には海がいて明日山形に帰るのだと言う。利夫はと言うと今夜海を送って家に行きたいと言う。鳶の半妻(室田日出男)が近々結婚式を挙げるという。半妻はかすみ(坂口良子)に振られて民子と結婚するのだが落ち込んでいる。

  サブが田中荘に帰るとかすみが来ていた。これからの事を不安に思うかすみだが分田上の再開を望んでいるようだ。皆んなはサブの事も疑っていると言う。かすみが問い詰めるとサブは凍りついて怒ったような顔になった。

  秀さんはこれからも頼むと言う女将ぎんの申し出を断り出て行くと言う。悪い噂が立っていることが主因で有るがこれ以上居ると若女将と不倫関係になる事も恐れているようだ。サブはと言うと選択肢が多すぎてこれからの事を全然決めれないでいる。