前略おふくろ様 II 第6回 (1976)

  冒頭の寸劇はお嬢さんの部屋に女友達が来ていてサブがドリンクを持って行くと云うものだ。女友達の一人がサブに色目を使う。歳を聞かれてサブは明日で28になると答えた。今日のテーマはサブの誕生日である。その後お嬢さんが妬いてプンプンになる。

  女将さんの斡旋で海ちゃんに仲居の仕事はどうかと勧められる。場所は小田原である。海ちゃんはいい顔をしなかったが承諾し女将さんが面接を設定する。だが海ちゃんはすっぽかした。

  かすみちゃんがサブに声をかけ今夜駅前のスナックに来てくれと云う。果たして行ってみると誕生日のプレゼントをくれる。ZIPPOのライターだった。だが本題はこれでは無く「サブと一緒に山形へ行ってくれないか。」と夜中に海ちゃんが言いに来たことへの非難だった。知らなかったサブは困惑する。アパートに帰ると海ちゃんがケーキを用意し素っ頓狂な声でハッピーバースデートゥーユーを歌っていた。むっとしたサブは海ちゃんを追い返す。海ちゃんが置いて行ったプレゼントは全く同じライターだった。

  その夜、鳶の頭領が夢枕に現われる。「サンライズサンセット。今でもかすみのことが好きなら奪い取ってくれ。あんなインテリに負けるな。よろしく頼んだよ。」と云う。サブがうなされていると秀さんがドアを叩く。先程頭領がなくなったのだと云う。