映画 スパルタカス (1960)

共和制ローマにおける第3次奴隷戦争又はスパルタクスの乱(紀元前73年ー紀元前71年)を描いたハリウッド映画である。

リビア採石場で働いていたトラキア出身の奴隷スパルタクスはいい体格と強い気性を買われカプアの剣奴養成所に連れて行かれた。剣奴として訓練を受ける日々が描かれるがローマから来たお偉いさんの前で真剣試合をさせられる。ある日のこと厨房で怒りが暴発したスパルタクスは包丁などで大暴れし養成所を占拠する。

討伐隊を破り武器を手に入れたスパルタクスらはウェスウィウス山に立てこもり周辺を略奪して回る。奴隷を解放し軍団に引き入れその数は増して行った。ローマから派遣された鎮圧隊を撃破してゆき軍団の規模は数十万に達するようになるが、最後は正規軍に挟み撃ちされて全滅する。

ハリウッド映画らしく美男美女のラブロマンス、自由と博愛がテーマとなっている。主演はカーク・ダグラス、監督にはスタンリー・キューブリックを起用した大作映画である。