映画 リング2 (1999)

劇場版 ポケットモンスター 幻のポケモン・ルギア爆誕/ピカチュウたんけんたい 配給収入35億は今回見ない。リング2死国は二位で 21億である。

この物語には超能力者が何人か出てきて重要な役割を果たしている。主人公の舞は数学科の助手で恋人だった竜司の死の真相を調べている。彼女も超能力者である。呪いのビデオを取材中のテレビマン岡崎と舞は精神病院を訪れる。雅美という少女は呪いのビデオの最初の犠牲者が死ぬところを見てからおかしくなったという。精神科医の川尻は彼女の超能力に気づいており実験によって証明しようとする。舞も雅美の超能力に気づく。

舞がいつものようにJR阿佐ヶ谷駅前のベンチに坐っているとテレバシーで子供の名を呼ぶ声が聴こえた。行ってみると小学生くらいの少年がしゃがんでいる。舞が話しかけると少年は超能力者で口がきけないことがわかる。そこへ母親が現れて舞は家へお邪魔する。母親は完黙状態の少年をどうすればいいか悩んでいる。この母親は浅川玲子といい呪いのビデオを取材していた前任者だが今は失踪中だという。竜司の元妻でもある。舞は超能力で失踪中の浅川母子を見つけたのである。

浅川母子のことを嗅ぎつけて連行しようとした大牟田刑事は少年の超能力で殺されそうになる。その混乱の中浅川玲子はトラックに轢かれて死に、舞は少年を連れて貞子の実家の旅館がある大島へと向かう。舞が旅館の部屋で見たものは鏡を見て髪をとかしている貞子の母親とそれを見ている貞子であった。そこへ川尻医師が乗り込んできて舞と少年を霊媒として使い貞子の怨念エネルギーをゼロにする実証実験を企てる。プールに設置された実験設備で実験が始まるとたちまちプールの水はうねり始め川尻医師と親戚の男はのみこまれて水死する。舞と少年は死んだ竜司の助力により助かった。竜司も超能力者だったらしい。

超能力を扱った準ドキュメンタリー映画 超能力者 未知への旅人 (1994)では東急エージェンシー社員だった超能力者高塚光が登場する。科学者が実証実験をするところも類似している。この話の違うところは死んだ超能力者の怨念が次々と人を殺して行くところである。これは中国やわが国にもある怪異譚の系譜である。大抵は法力を持つ僧が現れて怨霊を封じ込めている。怨霊が存在するかどうかはよくわからない。