映画 ハムナプトラ (1999)

死者の都ハムナプトラをめぐって登場人物達が繰り広げる大人向けの冒険活劇ファンタジー映画である。まず3000年前の事件から始まってハムナプトラに葬られたミイラと財宝が眠っている経緯が明かされる。このミイラはイムホテップという大神官のミイラで復活するとエジプトに災いが起こるという。

ハムナプトラにたどり着いたオコーネル、エブリン、エブリンの兄はミイラを発見するがエブリンがうっかり死者の書を読み上げたためにイムホテップが目を覚まし人間を殺しながら完全復活を目指す。砂嵐となって移動するイムホテップは三つのツボと生贄を手に入れると同じくミイラとなっていたアナクスナムンの復活の儀式を行う。生贄としてエブリンが連れ去られ絶体絶命の危機の中、黄金の書を探し出したオコーネルらがその呪文でイムホテップをなんとか殺すことができた。

これだけの大惨事であるから犠牲者が次から次へと出るのは当然で主人公たちも死んでもおかしくはない。だが主人公ら三人と守護戦士ベイは無傷で生き残り他の連中、特にアラブ人は惨たらしく死んでゆく。エブリンが「死はすべての始まり」と死者の書の一節を呟くのはアラブ人を殺しすぎたことへの言い訳である。