映画 沈黙のアフガン (2016)

アラブの春以降の設定なのでタリバンが盛り返して来ている状況である。この映画のストーリーもタリバン対軍曹率いる救出部隊という構図になっている。

視察に訪れた米国の議員がタリバンに拉致されマトゥバク村のホテルに監禁されている。救出部隊が議員を確保し、脱出を図るがタリバン兵がわらわら沸いてくる。銃撃戦になるが救出部隊は陸路での脱出に成功する。だが狙撃兵のジェイク(スティーブン・セガール)と負傷兵一名が取り残され建物に隠れて救出を待っているという状況になる。

前線基地に帰った軍曹だがジェイクらを救出する余裕はないと上官に言われ、NATO所属の女性カメラマンジャネットが付きまとってくるのである。すると軍曹はタリバンの攻撃を受けて立ち往生している武器満載の補給トラックを修理して運転してくる様指令を受ける。ここからの話はちょっと手品の様な展開になり非現実性が増すのだが現場に送られた軍曹らとこっそり付いて来たジャネットの活躍で無事任務を遂行しジェイクらも救出するのである。

どんな状況でも軍曹とジェイクは軽口を叩き合っており、軍曹の素晴らしい判断とジェイクの凄腕が発揮されることによりタリバンは殲滅されるという結末となる。ハードボイルド小説の様な戦争映画である。