番組タイムマシーン

NHKのサイトである「番組タイムマシーン」で昔の番組表をチェックして、NHK総合22時からのNHKニュース解説の時間帯を調べてみた。

1976年

2月27日(木) 急落した国際商品

2月28日(金) ドル安・円高

3月1日(土) 警部マクロード(9)

3月2日(日) 元禄太平記 (9)

3月3日(月) 新首都計画

3月4日 (火) 独禁法改正

3月5日 (水) 歯科医療の病根

ニュース解説が始まる時のなんとも言えない静閑とした雰囲気が好きだ。残念ながらYouTubeでは動画は見つからなかったが懐かしいタイトル音楽がアップされていた。14分番組だったので今のニュース解説より長い。

番組表を見ていて、スポットライト(東京ローカル)「われら鎌大生」が気になったので検索してみるといわき民報がヒットした。

番組紹介欄から転記する。

われら鎌大生

鎌倉市に住むカメラマンの山村一平さんは、去年の暮れ、スタジオの片隅から、ほこりをかぶったネガフィルムの束と、写真帳を見つけた。鎌倉大学校関係の資料である。

鎌倉大学校とは、終戦直後、湘南地方に住む、文化人、芸術家たちにより作られたが、ついに認可されることのなかったいわば幻の大学。

山村さんは、戦前から付き合いのある同校教授・故高見順に乞われるままに、この大学に足しげく出入りしては、学校の人々や、行事を撮り続けた。

この“鎌大”には産業科、文学科、演劇科があり、復員した人や、動員解除の学生たちが、アルバイトをしながら通った。自由でのびのびとしたふんい気であったという。卒業生は全部で二百人ほどだが、山口瞳いずみたく前田武彦など、数多くの異才を輩出した。

“鎌大”は認可されないまま、のち、鎌倉アカデミアと改称され大船に移ったが、経営がうまくゆかず、発足から3年半ばかりで、昭和25年廃校となった。

何となく見た気分になった。