映画 パーフェクト・ワールド (1993)

クリント・イーストウッドの映画は大人の夢とペーソスの程よい混合から成ると規定されるがこれもそうだった。

脱獄囚のブッチ(ケビン・コスナー)は父の居るアラスカで新しい暮らしを始めるという希望を頼りに少年と旅をする。テキサス州警察のガーネット(クリント・イーストウッド)は犯罪心理学者サリー(ローラ・ダーン)と特殊車両で追いかける。逃亡の途中で宗教上の禁止事項、父親の暴力などの問題が湧いて出てくるが真面目なブッチはいちいち反応して関与してしまう。少年フィリップは連れまわされた上殺人を目の当たりにして良いことは無かっただろうが、ブッチの父性に接することができた。

ガーネットの追跡劇はのんびりしたもので野外でTボーンステーキとポテトを食べたりしている。見た後は何時もながらステーキとポテトが食べたくなる。