SONY TAー4650点検日記(1)

某月某日 終段石を取り外して眠っていたTAー4650を復活させるために総力を挙げて取り組むことにした。取り外す前はちゃんと音が出ていたが時折ガサガサというノイズがのる状態だった。

このK60とJ18を使ってスケルトン2というアンプを2007年に作った。金田式っぽい回路で音は大変良かったと思う。

その後K60をいくつか入手できたため元に戻そうとやってみたらうまくいかなかったので今まで眠っていたのである。SITアンプについてかなり経験を積んだ今回は出来そうな気がしている。

メインアンプの回路図

このように入力、出力、電源のコネクターがあるので基板の取り外しができる。なぜか入力はコネクターでなく半田付けだった。

初段の電流を見ている。0.37mAくらいか。

電圧増幅段のオフセットを見ている。やや大きい感じがする。

終段のバイアス電圧を見ると深さは十分だがアンバランスなのが気になる。

手持ちの終段石を繋いでみる。オフセットが105mV、アイドリングは調整して100mAくらいにした。オフセットが大きいが正常動作しているのでちょと安堵した。