2017-10-25から1日間の記事一覧

東洋文庫 板橋雑記(はんきょうざっき) 余懐 (1690頃)

明の太祖が首都を金陵(南京)に置き繁栄を極めた頃、城外を流れる秦淮の両岸には娼館が並び画舫(屋形船)が妓女たちを乗せ管弦の調べが流れる中、大夫たちは船遊びに興じていた。だが永楽帝による北京への遷都がなされると南京はだんだん寂れて行く。明末…