2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

好きなことだけして生きていく

参ったなあ。この手の本はこんなにある。 好きなことだけして生きていけ 千田 琢哉(2013) 「好きなこと」だけして生きていく。 心屋 仁之助(2014) 好きなことだけして生きる PHP研究所(2015) 好きなことだけで生きる~フランス人の後悔しない年齢の重ね方 …

東洋文庫 水滸後伝 陳忱 (1664)

水滸伝の結末は108人のうち生き残ったのが36人、首領の宋江も毒殺されるという陰惨なものだったがこの水滸後伝はその続編である。まず阮小七が登場し漁師として暮らしを立てていたがある日役人の張通判にいちゃもんをつけられる。が、そこは怪力無双の阮小七…

P8への道 (2)

基本構想はこうである。 まず終段エミッタ抵抗はアイドリングを確かめた後ショートする。帰還抵抗は極細ニクロム線を試してみる。問題はオフセットの調節である。 このようにVbeのバラツキを利用してできるのではと思ったがこれはダメだった。一方のVbeを大…

「好きなことだけやって生きて行く」という提案 角田陽一郎著 (2017)

生放送なら歴史の真実を垣間見れると思い平昌オリンピック、ワールドカップ、24時間テレビを録画しつつ検証している。ああこうなのかと思うことが結構写りこんでいるものだ。録画放送では大抵編集されている。今回日テレの24時間テレビで興味深い発言を放送…

夢のオーディオシステム(23)

やっとASVを通過したところ。 ASVはこのように20世紀の作曲家をよく取り上げている。他にもストラビンスキーのレコードがある。相変わらずいい音がしている。高域は柔らかく鮮明で低域はドスンとくる。これは録画しておいた音楽番組を聴くときも効果を発揮す…

P8への道 (1)

P8はワイヤーと半導体だけでできたパワーアンプだ。 カッターは二種類用いる。この方が若干効率が良い気がする。 終段はバイポーラである。

ポケットアンプ7 (3)

ヘッドホンで聴いてみると普通では聴けないレベルの音に達していることがわかる。明るくて鮮度が良くダイナミックに鳴る。そして静かである。 スピーカーにつないでからいろいろゴタゴタしているがなんとかなるだろう。

東洋文庫 ベニョフスキー航海記 (1790)

ベニョフスキーは1746年に西スロヴァキアにあるヴェノヴォという村で生まれたハンガリー人である。1768年ロシアとポーランドの間に戦争がおこるとベニョフスキーはポーランド側に付き敗北する。1769年ロシア軍に捕らえられたベニョフスキーはカザンに送られ…

映画 蟹工船 (1953)

昭和の初めの小樽の港に蟹工船に乗る人々が参集する。蟹工船の仕事はきついがお金になるからである。集まる人々は夕張炭鉱、東北の寒村から来た者、怪しげな流れ者、親に無理やり行かされた子供などである。労働者の視点で描かれるが日本の外貨獲得、ロシア…

わたくしが旅から学んだ事 兼高かおる (2010)

「兼高かおる世界の旅」はTBS系列で31年間続いた長寿番組で著者はその看板となる中心人物である。31年間世界を見て回っただけあって考えの行き着くところが明快である。本書には著者の受けた教育、仕事の流儀、人生と仕事について書かれている。 著者は日本…

ポケットアンプ7 (2)

片ch組み上がったので測定した。今回もアイドリング調整時の挙動は穏やかで何も起こらなかった。10mAくらいに設定する。 アイドリングを絞っているのでまあこんなものか。好きなだけ流せば低歪みのアンプになるはずである。 TRのコレクタがちゃんと0.5mA吐き…

音楽ドキュメンタリー ブライアン・ ウィルソン Songwriting PART1 1962ー1969

3時間13分もあるこのドキュメンタリーは気合が入っており、ブライアン・ウィルソンの軌跡を余すところなく写し出している。インタビュー、回想に登場する人物は "Smile ; The Story of Brian Wilson's Lost Masterpiece"の著者Dominic Priore 、デヴィッド…

ポケットアンプ7 (1)

P7について述べてみよう。最近作り始めてだいぶ出来上がっている小型軽量パワーアンプの事である。P1は高密度実装にこだわった本格的なアンプだった。 電源によっては20W出るというアンプである。P7はSic MOS FETをHCA回路でサラッと聴いてみようというアン…

映画 ケンタッキー・フライド・ムービー(1977)

下落合焼き鳥ムービーと違ってこの映画はコントのオムニバス形式になっている。不条理物、下ネタ、ポルノ、ドタバタが次々と登場するが出来はB級と言ってよく玄人を唸らせる様な傑作は含まれていない。シュールさではイギリスのモンティパイソン、昔の日本の…

民族音楽 (2)

伝承される音楽は中世、下手をすると古代のものまで残っている事さえある。それには楽人、楽器が保存、伝承されてなければならない。この辺りの検証はまだ十分にされてはいないだろう。

アンプ実験用電源

連休を利用して±50Vの電源を組み立てた。軽くて持ち運びやすい。SITアンプの実験には必要である。

夢のオーディオシステム(22)

ドイツの作曲家ベルント・アロイス・ツィンマーマンのピアノ小品集。演奏はTiny Wirtz、1986年の録音である。面白い曲が並んでいるが第2曲 Capriccio (1946) 〜Improvisations on Folk-song Melodies の中にドレミファソ〜ラファミ〜レ〜ド〜、ソ〜ファミソ…

東洋文庫 南嶋探検記 1 琉球漫遊記 笹森儀助 (1893)

青森県弘前士族の笹森儀助が弘前を立ったのが明治26年5月10日で青森から汽車に乗り東京に着いたのが5月12日である。東京滞在中は諸先輩に琉球に関する知識について教えを請い、新橋を立ったのが5月24日である。神戸にて陸奥丸に乗船し鹿児島に至る。そこでは…

ポケットアンプ6 (3)

出来上がった。オペアンプにはTL072を使う。 調整は上下のドレイン電流をモニターしながら0から10mAまで慎重に増加させるというやり方でいい。ダミーの負荷抵抗は繋いでおく。 この手のアンプは電流食い虫なので測定用プリを考えないといい特性が出ない。後…

夢のオーディオシステム(21)

連休中もレコード連続試聴を続ける。Aoulosレーベルである。 Bebegnubgen他の方は前衛音楽だが声や楽器が生々しく録れている。長岡鉄男のA級外盤で取り上げられれば特筆物だろう。幸福の王子は延々とドイツ語のナレーションが続くが所々短い音楽が入る。

ポケットアンプ6 (2)

この回路ではオペアンプの消費電流が重要であり終段エミッタ抵抗が無ければHCAとして動作するという特徴がある。消費電流を実測した。 終段コンプリでエミッタ抵抗なしというのはなかなか無さそうだ。 部品を取り除いたところ。

ポケットアンプ6

ポケットアンプシリーズの六番目。このような回路になる。世界で最もシンプルなアンプの一つになるだろう。 基板のアートワーク Pー5を元に作る。 Pー5は10W出るが熱暴走するので実用にはならなかった。

東洋文庫 清嘉録 蘇州年中行事記 顧禄 (1830)

本書は清代蘇州の歳時風俗を記した書である。わざわざ清嘉録と銘打ってあるのは著者のこだわりで、当地である呉の風流を愛する心の表れである。 正月 行春(春牛の巡行) 仕来りとして、立春の一日前に、郡守が僚属を率いて婁門外の柳泉堂に春を迎える。供回…

映画 ある日どこかで 原題Somewhere in Time (1980)

新進脚本家リチャードは八年前の変な出来事の謎がふと泊まることにしたグランドホテルに隠されていることに気づく。謎とは大学でリチャードの処女作を公演した後に身なりのいい老女が近づいて来て懐中時計を手に握らせて「帰って来て」と呟いた事件である。…

夢のオーディオシステム(20)

ARIONレーベルまで来た。MOYEN AGEとは中世のことである。リュートとレベックが描かれている。この頃の音楽になると他世界の民族音楽と同じレベルと言って良い。ヨーロッパの音楽だけが急激に進化したのは一つの謎である。 中世音楽が民族音楽に親しんだ耳に…

映画 チャイコフスキー (1970)

ロシア貴族の家庭に生まれたチャイコフスキーは幼少時に音楽が頭の中で鳴るという天才としての才能が芽生え、やがて作曲家としての人生を歩むようになる。だが作品を書いても評論家のレビューで酷評され続けるという目にあう。ピアノ協奏曲は友人のルビンシ…

夢のオーディオシステム(19)

2SJ18によるSITアンプ。今度はHCA回路である。 ヘッドホンで聴くと大変良いがパワーアンプとしては少々物足りないので±50Vの電源を計画している。 音源一周制覇の方はORFEOを過ぎてTUDORに入ったところである。

東洋文庫 長安城中の少年 清末封建家庭に生まれて 王独清 (1933)

著者の王独清は1898年陰暦8月16日長安で生まれる。父は官僚の一族であったが一度も仕官したことがなくて第三夫人までいる。独清は第二夫人の子でただ一人の男の子であるから大事にされたが第二夫人の楊は召使い同然の扱いを受け、時には第一夫人から棒で打た…

列島ぐるりヨットの旅 笹岡耕平著 (1995)

招福は36フィートのスループ&カッターリグで設計者は林賢之輔、船体はFRP製でヤンマー3GMー30エンジンとキャビンを有しさらにウィンドウベーン(エアリス)GPS(コーデン)を装備している。これで世界一周や日本一周をするのである。実にロマンを感じる所為…

夢のオーディオシステム(18)

2SJ18を用いた小出力アンプ。回路図と測定した電流値を示す。 ヘッドホンアンプとして使うと大変良い。抜けの良さ、余韻の長さなど美点が多い。先ほどのK79負性インピーダンスアンプはわずかにノイズが乗ることがあるのでこちらの方が気持ちよく聴けるのであ…