2019-05-28から1日間の記事一覧

東洋文庫 新猿楽記 藤原明衡(1052)

平安時代の文化が爛熟して崩壊する前夜の庶民の活動の有り様を衛門尉が書き記したという形式で綴られる読み物である。著者は藤原明衡とされている。冒頭の部分の現代語訳を示す。 わたくしは、この二十何年以来、東の京、西の京にわたってずっと見てきている…