幸せのコストに不幸が含まれている

    この構造に気がつかないと選択肢を幸福か不幸かの二元論で判断する事になり誤る。一例を挙げると賃貸か一戸建てかという議論がある。賃貸支持論者はお金で計算すると一戸建ては高くつくしリスクがあるという。しかし実際に一戸建ての生活を味わってみると幸せはここにしか無いと思えてくるのである。その代わり建てるとなるとわが国特有の収奪システムの洗礼を受ける事になるのだからそこは不幸になるということだ。結婚にも同じ構造があるので賢い人は結婚しない訳だが、不幸に着目した結果そうなるという事であり外枠はやはり幸福である事に間違いない。