教科にも男女の得意不得意があるか、希望職種、創造性についてはどうかについてディスカッションがあった。アストン大学のジーナ・リッポン教授は男女脳の機能の性差を調べる実験を行い性差は少ないとコメントし、経験が神経経路を変えると結論づけている。美人教授も被検者になり自説の確信を深める。痛みに対する感受性の性差の実験にも参加する。冷水でみた結果男の方が不快度のスコアが小さかった。この実験では男が痛みに強いとは言えないと思う。レスター大学のクレア・ギブソン講師は閉経後の女性の脳卒中のメカニズムを研究し男女で効果の違う新薬の登場を予言した。最後に医学ジャーナリストが言ったジョークにはドン引きした。
BS 世界のドキュメンタリー あなたの脳は男性？女性？ （ＢＢＣ制作2014年）
中年男性の医学ジャーナリストと美人のバーミンガム大学教授がインタビューとテストで仮説を検証する。空間認知能力テストが行われた。男女のサンプル数は少ないがインターネットでサンプル数を増やす工夫がある。結果は定説通り男性優位。感情認知テストが行われた。これは女性優位。教授の方はまだ先天的なものかどうかを疑っている。男の子は車や機関車、女の子は人形やぬいぐるみで遊ぶのが好きという観察事実がある。これについて実験が行われる。男女のサルの集団におもちゃを選ばせて集計する。なんと人間と同じ結果が出てしまった。ケンブリッジ大学教授メリッサ・ハインズはこの結果から男の脳は空間で動くものを好むという仮説を立てている。この能力は男性特有のもので自閉症の人のほうが優れているという。子宮内テストステロン濃度が高いとこの能力が高くなり自閉的となるという研究がある。 左右の脳の神経結合が発達しているのが女性で、前後の脳の神経結合が発達しているのが男性であるという結果は研究者たちを驚かせた。
