映画 アルマジロ アフガン戦争最前線基地 (2010)

    2009年の話。デンマーク軍がアフガニスタンの前線基地でタリバンと戦う。前線基地の名がアルマジロだ。驚いたことにこれはドキュメンタリーだという。兵士がデンマークを出発するところから始まる。武装した兵士が数人でパトロールする。基地周辺には村があり村人はのんびりしているようだがこの辺はタリバンの支配下だという。 畑にはケシが植えられていた。兵士の一人はコソヴォ希望だったがアフガニスタンに送られたという。無人偵察機を飛ばす場面がある。村人とタリバンの見分けがつかないという。大勢で示威パトロールに出る。タリバンがこちらに向かっているという。畑を行く兵士。丘から銃撃が始まる。デンマーク軍は機関銃、無反動砲で応戦。装甲車もある。タリバンも砲撃してくる。住民が避難を始める。避難が終わるまで休戦となる。その日はこれで終わった。バリケードを作ったりポルノ映画の鑑賞で日を過ごす。村の子供は兵士を恐れていない。むしろ見下しているようだ。言葉の端々からわかる。状況はタリバンが撃って逃げる、これの繰り返しだと村人に詰られる。夜爆発がある。給油所が燃えている。路上爆弾だった。一人がやられ病院に送られた。傷は縫合されインタビューに答えていた。その後回復し小隊長として復帰する。村人が被害を訴える。兵士は耳を傾け埋め合わせを約束する。作戦中に大爆発が起こる。地雷だったようだ。けが人が出て片足切断になった。他の部隊では地雷による死者が3名出る。タリバンの作戦が奏功しつつあるようだ。いらだつデンマーク側は奇襲作戦を実行する。明け方大勢の歩兵が進んで行く。敵の領域に深く入り込む。タリバンが待ち伏せ攻撃をしてくる。溝に隠れて撃ってくる。2名負傷するが5名のタリバンを殺傷する。ヘリで負傷者を運び戦闘機で目標を爆破し終了。反省会が手短に行われる。相手の負傷兵は見つけ次第始末した。だがこれは規則違反のようだ。後で憲兵に事情聴取される。帰国後軍法会議にかけられるかもしれない。小隊長はいろいろ思うところを述べる。兵士レベルで思い悩んでも答えが出るわけはない。結局この事案は大隊レベルでうやむやにされた。兵士たちは任期を終え帰国する。街でパレードが行われる。此の部隊からは死者が一名出ている。