ふぞろいの林檎たち 第八回

    仲手川家ではとうとう嫁が出て行った。姑が何か言ったようだ。兄は鬼のような形相になり姑に向かう。だが姑は動じない。

    集団暴行の報復問題が持ち上がる。綾子がゴロツキにボコボコにされたのだ。健一は仕返しすると言うが周りはやめた方がいいと言う。陽子が実習を抜け出て来て健一と会う。部屋に上がり体の関係を持つのか持たないのか。陽子は口上を述べるだけで逃げる構えだ。そこに実が危険を知らせに来る。大学でゴロツキどもが待ち受けていると言う。健一は大学に行こうとするが陽子が必死で止めた。

     嫁から良雄に電話が入る。心配しないでと言うが心配である。健一のアパートに母親がやって来る。親子の会話だが何だかよそよそしいところがある。良雄がたびたび修一を訪うが修一は迷惑なようで嬉しいようだ。コミュ障の東大生を描いた初めてのドラマだ。お手伝いさんが下着姿を兄に見せた。わざとじゃないと言うがその後兄のことが好きだと告白した。

   ラーメン店が苦境に陥っている。客数が激減したのだ。健一のアパートに母親が泊まって行った。正月のころの健一より穏やかになったという。午後の新幹線で帰って行った。いよいよ健一とゴロツキが対決する。健一はやられてしまう。顔と腰をやられたようだ。 

   街をさまよう嫁の幸子。お手伝いさんは来なくなった。仲手川家はピリピリしている。無視する息子たちに対し母親は又開き直って持論を展開する。正しいかもしれないが人の気持ちを無視すればこうなるという思考だ。