ドラマ 北の国から (5)

   ここでの生活はトレッキングの基礎講習のようなものだが純には到底理解できないだろう。外で火をおこすのが苦手のようだ。蛍に負けている。純は考えが少々俗っぽいようだ。五郎は知り合いも多く地元に馴染んでいるが、トラブルが持ち上がる。五郎が老人の杵次に挨拶するとおまえの土地は自分のものだと言う。借金のかたにもらったという。

   テストの翌日純たちは富良野に買い出しに行く。草太が車を出した。草太は雪子についてリサーチを始める。純は適当なことを言った。五郎は杵次と談判してみるが登記はされていないという。貸した金は50万だとも言う。周りは気にするなという。五郎の移住をお膳立てしてくれた常務が話をつけるという。    

    五郎は木材屋の仕事を手伝っている。常務は杵次と話を付けたというがその日杵次はふらふらとやって来て純に何か話して帰って行った。その夜五郎の家で宴会が行なわれる。杵次のことを皆は「へなまズルい」と言うが純は反発している。純の蛍に対してやった意地悪に対し五郎は初めて純をぶん殴った。いよいよ本格的な冬がやってくる。