ドラマ 北の国から (15)

    翌朝純と蛍は走って登校する。正吉と道で会い涼子先生は宇宙人だろうと話し合う。学校へ行くと先生は休みで代理の先生が授業する。純らはいよいよ怪しむ。 
 
    父兄に涼子先生の過去の事件の事が書かれた怪文書が送られてくる。川べりでご新造さんの白い脛を見て目がくらむ純。まるで久米の仙人である。純は五郎と富良野の街へ行くが女性のバストに目が行って仕方がなくなる。その夜、怪文書の事で公民館に住民が集まり今後の事を話し合う。涼子先生はこの事で旭川教育委員会に呼び出されたらしい。杵次はこの話に激昂するが同情する者もいる。  

  窓から涼子先生の様子を探る純たち。だが純は涼子先生のバストに目を奪われていた。清吉がクマゲラという酒場で五郎と密談する。草太が清吉と何も口をきかなくなったと言う。雪子のことで曲解したようだ。この事で五郎に仲介を頼む。夜ジムを訪ねて行く五郎。五郎は誤解を解こうとするが草太は信じてくれない。草太は雪子のことを失礼な女だと言う。有名になって見返すつもりだ。だが五郎はそんな草太におまえのつららに対する態度はどうなんだと言い返した。

    突然五郎は純に性教育を始めるが抽象的すぎて純には何のことか分からなかった。父兄参観で蛍は作文を読むがほのぼのとしたユーモアに笑いが起こる。そこへ酒を飲んだ杵次が現れる。廃校の話の説明が本校の先生からあった。杵次は話を遮りこの手紙に書かれている事は本当かと涼子先生に問いただした。児童の前だが涼子先生は経緯を説明する。話を聞くと昨今の陰湿ないじめによる自殺ではなく教師の体罰がもたらした自殺のようだった。

    その日の夜、雨の中酔った杵次がやって来る。朝、馬を売ったという。そのときの話をして帰って行った。やっぱり情が移っていたのだ。あくる朝、純と蛍が見たのは橋から落ちて死んでいた杵次だった。村は大騒ぎになる。