映画 青い珊瑚礁 (1980)

  これは少年少女の冒険物語のような体裁ではあるが人間についての考察がある。リチャードと従姉妹のエメライン、料理係の中年男パディが絶海の孤島に漂着する。これから助けが来るまで島で生きてゆく事になる。
 
   パディがもう命令されることは無いと喜ぶ。三人は島を探検した後食べ物を見つけ雨よけの寝床を作り暮らしてゆく。法律など無く島の向こうに行くと危ないという決まりだけである。実際バナナやココ椰子、魚が獲れるので楽園と言って良い。パディは酒癖のせいで溺れて死ぬ。これでアダムとイブの神話のようになった。

    二人は仲良く生活をしてゆくが諍いも起こってくる。やがて思春期になりエメラインが身籠る。この後は緊急地震速報が入って見れてないがどうやら子供を一人産んだ後赤い身を食べて二人は死んだらしい。続編ではそうなっている。

    子孫を残すだけなら人の寿命は長過ぎる。文明が無ければやってられないだろう。