映画 オン・ザ・ロード (2012)

   主人公のサルは作家志望の青年、ディーンはワル、カーロは気のいい変わり者、この三人がニューヨークで出会い意気投合し遊んだり旅に出たりするという話。ディーンには彼女がいてみんなでマリファナをやったりベンゼドリンをやったりする。ディーンもサルも父親に対するトラウマがあるようだ。ディーンはニューヨークで知り合った年上の女と結婚しカーロと共にデンバーに移住、サルに手紙を書く。サルはヒッチハイクデンバーまでの旅をし彼らの様子を見てまたヒッチハイクで帰る。 

   一年半後今度はディーンが元彼女と車でサルの元へやって来る。今度はこの三人で全米をぐるぐる移動する。 妻は怒り狂っている。

   旅は終わり結局元彼女は水兵と結婚し家庭を持とうとする。サンフランシスコに帰ったディーンと妻との間に娘が産まれもう一人妊娠しているがとうとうディーンは追い出される。今度はディーンとサルでディーンの父を探す旅をする。ついにメキシコに至るがそこでサルは熱病で倒れディーンは彼を置いて帰った。再会したのは夜のニューヨークで落ちぶれていたディーンをサルは突き放す。カーロは放浪の末ニューオリンズに埋葬されたらしいがどうなったのかよくわからない。  

     時折挿入される音楽のショーはレベルが高くアーチストにはカリスマ性がある。いわゆるロードムービーだが全てがステレオタイプで重要な部分が省略されているように感じる。原作があまり良くないのだろう。