BSドキュメンタリー 最高の組み合わせ 〜ユダヤ教徒の結婚事情 (2014)

   ①今夜イエヘズケル(23歳男)が見合いをする。いとこの紹介によるものだ。シーラ(22歳女)が遅刻して現れる。超正統派ユダヤ教徒のイエヘズケルは半日トーラー(ユダヤの律法)を勉強し半日働いているという。イエヘズケルは十四人兄弟、シーラは十一人兄弟という。イエヘズケルは良縁を求めて19歳から見合いをしている。恋愛を排除してラビの教えに従って相手を決めるという。この見合いも相手が奔放な性格で質素な生活を嫌うことが判明した時点で相性が悪いと判断された。

イエヘズケルは悩んでいる。学友に相談している。もし相手が未熟なら結婚後世俗的な事を言い出し身動きができなくなるのだと言う。今はその時期でないかもしれないと言う。学友の家に行き学友の妻に違う相手を紹介してもらう事になる。

イエヘズケルはブルーミ(20歳女)とお見合いをする。相手が意外にも美人だったのでイエヘズケルはすっかり気に入ってしまったようだ。3回目のデートでプロポーズしてしまった。ブルーミはもう少し知り合ってからと言う。結局返事はノーで、イエヘズケルは思うことがあったのか世俗的な道へ進む。

②メラブ(25歳女)とファーギー(24歳女)がネイルサロンで話している。二人とも大学院生だ。メラブは見合い結婚したが離婚している。離婚理由は性格の不一致という。イスラエルにはプロの仲人がいて一回の紹介につき1000ドル取られる。メラブはこれからも見合いをするつもりだという。

メラブが仲人の元を訪れ条件を言う。相手の条件としてはバツイチでも良いが子持ちは嫌だという。仲人は動いてくれたが男の方が難色を示した。仲人はメラブに厳しいことを言い結局メラブはお見合いを中断し学業に専念する事になった。

③アリエル(19歳男)とエスティ(18歳女)が二回目のデートをしている。アリエルは正統派ユダヤ教徒、エスティは超正統派である。この場合は生活や教育についての意見が合い将来の設計もうまくいっている。

エスティの父親はラビである。アリエルが訪ねて行くと生まれ月を聞かれ職業を選ぶ時のアドバイスをくれる。アリエルは好青年、エスティも美人だ。この縁談は順調である。 それでもアリエルの両親は同民族、同宗教にこだわりがありもっとお見合いをしたらどうだと言う。

エスティがアリエルの実家に呼ばれる。テレビについては意見が一致する。厳格なユダヤ教徒はテレビは見ないのである。同居についても聞かれる。エスティはほんの数分ほどで帰って行った。控えめな女性という印象だったようだ。

エスティが家に戻り母親と相談する。母親は娘が間違った道を歩んでいると言って泣いている。デートの期間が長いことが気に入らないのだ。結局エスティの母親が電話を入れて次のデートで結論を出すよう求めた。

次のデートでエスティは自分のコミュニティーではこんなに長いデート期間は許されないと言うがアリエルはまだ煮え切らないことを言っている。慎重なのかバカなのか。だが来週ラビのところへ承認を貰いに行くと言った。その後二人は結婚しアリエルの実家のそばで幸せに暮らしているようだ。