ドラマ ありがとう 第二シリーズ 第34回

    諸事波乱含みである。本当は全部破綻する案件だがこのドラマではハラハラさせておいてハッピーエンドになりそうだ。現実だったら章子は京都で浮気して離婚、虎之助は二人を振って京都の令嬢と結婚、院長は婦長とあらたの母を愛人にし、広道は姉の嫉妬のせいで結婚の道が塞がれるというのがありがちなパターンである。人間の業というものである。桃のところはなんかよく分からない。

  さてドラマでは意外にもあらたがホテル並みのサービスを病気の虎之助に提供し院長の覚えもめでたい。あらたがホッとして休もうとすると母親のゆうが厳しく指導する。結婚の為の親子鷹の様である。院長はあらたが22才になったと聞いて嫁に行っても良い年頃だなと言う。

   章子と辰之助の夫婦仲も修復に向けて進んでいる。ここだけメロドラマだ。広道と姉の問題は姉が婦長に相談してアドバイスを得る。姉が広道の事を気にするのは普通の事だという。すでに共依存になっている関係だがいいアドバイスである。姉は自分の趣味を持つことで広道の方に目を向けまいとする。

ワンピース姿の令嬢がふらっと現れてあらたと虎之助がいちゃいちゃしている所を目撃する。出て行った令嬢をあらたがなだめて呼び戻す。令嬢は虎之助とサシで向かい合い自分は海外で暮らすと言う。虎之助に振られる前に先手を打った形だ。

   桃は家族に内緒で中年男と会っていた。でも恋愛の雰囲気ではない様である。 いよいよ虎之助とあらたが二人きりになり虎之助がプロポーズする。あらたはうろたえる様な態度を示すが満更でもないようである。