映画 何かが道をやってくる (1983)

  レイ・ブラッドベリの幻想的な小説をディズニーが映画化したものである。主人公の二人の少年ジムとウィルが町にやってきた移動式カーニバルの秘密を探りウィルの父親と共同で町から撃退する。このカーニバルは伏魔殿であり町の人達が魔法にかけられて破滅してゆくというものである。

  図書館司書であるウィルの父親が古い記録から伏魔殿の撃退法のヒントを得るが結局は雷と竜巻の力で伏魔殿は自滅して消えていった。秋色に染まった美しい町、奇妙な黄金虫の避雷針あたりまではなかなかブラッドベリの味が出ていると思ったがだんだんディズニー色が出てきてちょっと違うなと思った。ディズニー作品はどうしても教育的、予定調和的になるのだ。