この回路にはオフセット調節のVRが無いがその理由は多分こうである。
青丸のところの電位が定まらない回路になっていて、NFBをかけると定まるようになっている。入力の電位が0Vなので出力の電位も0Vに近いところに落ち着くはずである。実際にはどうだろうか。
定電流回路のダイオードを一個にするとTRの出力は500mA位になる。
オフセットは23mVとなった。この時の特性を示す。
ダイオードを2個にすると1A位になる。
オフセットは20mVとなった。二次歪みしか無いという理想的な特性となっている。途中までなのは保護回路が働くからで、もっと先まで真っ直ぐ伸びているはずである。
基板をもう一つ完成させれば来週には音を聴けるだろう。