ネットでみることができる解説文の中でネルソン・パス氏はこう述べている。
The F7 Power Amplifier (2016)
Modest amounts of negative feedback are balanced in counterpoint to small amounts of positive current feedback, creating an equilibrium wher the output impedance approached zero,improving transient and frequency response.
どうやらPCF(電流正帰還)を使う目的は出力インピーダンスを0に近付けることのようである。
幸運にもF7の回路定数が全部判明したのでシミュレーターで確認するとたしかにそうなっている。
出力インピーダンスをさらに下げるにはActive PCFを使うことになる。但しこの場合音質が悪くなる可能性がある。
Zo=-1.5Ωというのは経験上制動効果抜群の値である。