映画 予感 (2007)

テヘランで都市生活を送るある夫婦の事件を描くドラマである。製作国はイスラム革命を経て30年くらいのイラン、それに日本となっている。

高級マンションに住むアミールは、広告会社の社長でとても多忙だが、時々スズキのエスクードを駆って砂漠をぶっ飛ばすという趣味がある。妻のシミンは精神科医でオフィスで開業し患者を診ている。ある日アミールはドライブ中に道で出会った若い女性ネダの事が気になり、名刺を渡すとまもなくお付き合いが始まった。イランだけあって出てくる女性がみんな美人である。特にシミンは絶世の美女である。

まあ結局これはメロドラマなのだが、PTSDを患うネダの兄バーラムと、夫の浮気に対して憤っているシミンが患者と主治医の関係になり複雑さを増して行く。兄は交通事故で美しいフィアンセを失ってからPTSDになったらしい。

この4人は結局誰も引かずに我を押し通してゆくのである。その結果一人死に、一人寝たきりになるという結末になる。カルマを爆発させたのか?詳しくは論じないが、まあそんなところだろう。