映画  気分を出してもう一度 (1959)

 古い映画でブリジッド・バルドーが登場するのだが、ずいぶん気まぐれでわがままな美人だなと思って見ていたら割と真面目な探偵物のようになってきた。

 ダンス教室の経営者がピストルで撃たれて死んでいたのを、ちょうど訪問した歯科医師のダンドゥーが見つけて犯人にされそうになる。彼の新妻のビルジニー(ブリジッド・バルドー)がダンス教室の教師として現場に潜入し真犯人を探るのである。ビルジニーは中年男のマーシャル警視にそれとなく接近する。だんだん情報が集まってくる。

 登場人物が多い割に展開が早くてついて行けなかったが、これは遺産をめぐる依頼殺人ということになるだろう。当事者が少なくとも3人いる。冤罪になってもおかしくない事件だった。