映画 ウォーク・ザ・ライン/君につづく道 (2005)

何の予備知識もなしに観ていると主人公の幼年期から始まって新婚の時期の所に来る。すると競合相手として若きプレスリーが出てきたり(かなり革命的だ)、お金に困って大手レコード会社と交渉する場面や、出したレコードがビートルズのチャートを抜いたというキャプションも出てくるのである。

これはカントリーミュージックの往年のスターであるジョニー・キャッシュの伝記映画だった。興味深く見させてもらったが主人公の苦難の人生が主題の映画なので観る方も結構辛いものがある。冷酷な父親、恐ろしい妻が出てきて彼を苦しめるのだが、良い伴侶を得て安定した人生を送ることになる。それがウォーク・ザ・ラインという意味である。再婚相手は歌手のジューン・カーターだが彼女の作った『Ring of fire』という曲は僕も知っている。若い頃に買ったオリビア・ニュートン・ジョンのアルバムに入っていたからである。