映画 戦争と平和 第3部1812年(1966)

1812年ナポレンはロシアに侵攻する。すでにスモレンスクまで迫っていたナポレオン軍をロシア軍はモスクワ西方70kmの町ボロジノで迎え撃つことになる。ナポレオン軍13万、ロシア軍10万人が激突し死闘が行われた。お互い半分くらいの兵が死傷するという結果となる。アンドレイは部隊長として参加し、今回は死を覚悟する。ピエールは一人で戦場に赴き自分の目で戦闘を確かめようとする。この戦いはトルストイの見解では人類の愚行であり、ナポレオンにその責があるように描写しているようだ。

砲撃と白兵戦がリアルに描かれてとても見応えがある。弾薬が尽きるまで戦い、ロシアの陣地は死傷者であふれていた。その中に負傷したアンドレイと足を切断したクラーギンがいたのである。ピエールは元気な様子だった。